2012年1月12日木曜日

ウニの受精と発生






昨日と今日、1年生の生物は「ウニの受精と発生」に関する実験でした。材料となるバフンウニは先週末、生物の教員と実習助手が実際に採取に行って手に入れたものです。電気の刺激で採取した精子と卵子を受精させ、受精膜の形成や細胞分裂の初期を観察するという実験。教員が精子と卵子を採取し、それぞれを生徒一人一人が観察します。その後、生徒はえつき棒で卵子と精子を橋渡し。すると「受精膜ができた!」「卵子に精子が入る瞬間が見えた!」など歓声があがりました。
ウニの精子と卵子が人間のそれとほぼ同じ大きさであることを教えられると、今度は「不思議やなぁ」と生命の神秘に感動の声があがりました。
この実験は教科書にはありますが、生きたウニを採取してくるなど準備が大変なのと、指導者に技術が必要なため、実際には図説やビデオなどで代替えをすることが多い実験です。山高では生徒の感動と学習意欲喚起のために毎年行っています。